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FF12をプレイした感想

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カテゴリ: ゲーム

GWを中心にFINAL FANTASY XII(FF12)をプレイしたので、感想を残しておきます。

当初はGW中にクリアを想定していましたが、中盤以降グダって少々超えました。終盤は寄り道をほとんどしませんでしたが、プレイ時間は50時間ほどでした。

以下、ひたすら文字だけです・・・。

ゲームシステム

巷で言われている「1人でやるMMO」という表現が正しく当てはまる印象です。言いえて妙w

ガンビット

FF12の戦闘補助システムで、条件に沿って命令を自動入力させる仕組みです。MMOで複数キャラを同時に操作するのは難しいので、それを事前の条件で自動入力させてプレイの負担を軽減しています。あくまで自動入力なので、自分で命令を割り込ませることが可能です。

Xenobladeでも似たようなシステムがありましたが、こちらはより自由度が高く指定できます。反面、しっかり設定しないと無駄な行動を取り続けるので、全ゲームプレイで一番大事な要素となります。Xenobladeでは適当な設定でも余裕でクリアできましたが、FF12では普通にプレイする場合はまず不可能でしょう。

使ってみた感想は、意外と内部での細かい条件指定が優秀でした。例えば、対象にプロテスがかかっている状態で、再度プロテスをかける命令を自動セットすることが無いので、非常に快適です。

プログラミングの経験がある人にとっては、否定の条件が存在しないのがもどかしいかもしれません。例えば「〇〇」状態ではない敵という命令文が組めないことが地味にもやもやしますw 仕組みがおおよそ理解できる人にとっては、もうちょっと欲しく感じます。

あと、盗むコマンド周りは結構難しかったです。大抵は敵HP100%のガンビットと組み合わせて使うことになりますが、あまり相性が良くなく、HPが減らなければ一生盗むコマンドになったり、味方のタゲが散ったりと、自動命令にはイマイチ。かといって他に適するガンビットがあるかと言われると・・・。これも一種のゲームバランスといえなくもないですが、使いこなすのは大変です。

ライセンスボード

もう1つのFF12の重要なシステムにライセンスボードがあります。ライセンスボードで解放した装備や魔法を使用・装備ができるようになるのですが、逆を言えばボードで解放するまではどれだけ強力な装備や魔法であっても使用できないことになります。

ライセンスボードは特定の街に行けば制限なくリセットすることができるので、雰囲気的にはFF5のアビリティシステムに強めの制限を加えた感じのものになっています。装備の制限が無ければドラクエ11のスキルパネルに近いかもしれません。

ただし2ジョブを組み合わせてボードを仕上げていく関係上、ボードの振り直しは非常に手間がかかり時間を消費します(余裕で数時間が溶けます)。余程のことがない限り最初に1回お試しで振り直したら、以降は決めたジョブで進めていくことになるでしょう。そして微妙な組み合わせにしてしまったキャラは使われない運命に・・・(筆者はもののふ+シカリのフランが・・・)。

と思っていたのですが、どうやらリメイク前は一度習得したライセンスボードはリセットできなかったみたいで。。。2ジョブ組み合わせシステムもなかったようなので、かなり大きく緩和されているみたいですね。結構基幹部分に大きめの変更が加えられていて驚きました。

ロールプレイ

「1人でやるMMO」と評される通り、大まかにアタッカー・タンク・ヒーラーに分けてプレイするスタイルになると思いますが、ヘイト管理が結構シビアで簡単にタゲが散ります。またタンクに挑発系のスキルが無い上に、ヘイトが貯まる行動はMP消費が大きくボス以外では連発し辛いので、MMO以上に難しいかもしれません。

その他

トラップはただただプレイ時間が伸びるだけの、正直ストレス以外の何物でもない要素でした。それだからトラップなのだ!と言われてしまえば返す言葉もないですが。

本作は状態異常の種類が多く、魔法で解除できないものもそれなりに存在するため、最後まで状態異常回復アイテムが必須でした。純粋に攻撃力や連撃が強い敵以外で苦戦したボスは、大抵状態異常に悩まされました。ガンビットも色々な敵に汎用的に使おうとすると枠を使います。そういえばFFシリーズおなじみのリボンは、ライセンスボード上にはありましたが、装備品本体は見かけませんでしたね。

ストーリー

ネタバレを含みます。

王女アーシェと空賊バルフレアを中核としてストーリーが進行していきます。バルフレアが狂言回しのような役回りで、美味しいところを大体持っていきます。

王女アーシェの物語として見ると、結構いい感じにまとまっている印象です。よくある亡国の王女の復興物語ですね。

作品の主人公として位置付けられているヴァンと幼馴染みのパンネロは、終始物語の本筋に関与しないので、一緒にいる意味あるか?って感想になっています・・・。

全体としては、敵サイドの行動の動機が今ひとつ釈然としないまま終わったように感じます(筆者の見落としか、触れていないサブイベントで説明された可能性があるかもしれませんが)。シドはある程度語られましたが、ヴェインやヴェーネスは何でそのように至ったのかは謎でした。

ストーリーに絡むキャラクターは腹に一物を抱えているのが普通ですが、ラーサーは数少ない純粋なキャラで、この作品の癒やし枠ですね。そして3人PTの制限に掛からないゲストとして一時加入するのでレベリングに便利でした。

背景等

とにかくグラフィックが綺麗の一言に尽きます。特に個人的には配色周りが気に入っていて、周りの景色の色と構造物の色がバランス良くマッチしているエリアが多い印象です。特にサリカ樹林、フォーン海岸、古代都市ギルヴェガンの入ってすぐは特に印象に残っています。

リリース時の機種はPS2で多少リメイクが入っているとはいえ、このレベルのクオリティがPS2で表現できているのは純粋にすごいですね。

他作品の関連等

FF12をプレイするきっかけとなった訳ではありませんが、先にFF14をプレイしている関係で関連ワードが出てくると目が行きがちでした。

ピクセルリマスターをプレイした段階では、FF3の世界観が主軸になっていると思っていましたが、大きく見たときの主軸は3で、細かく見たときの世界設定の大部分はFF12から持ってきている印象になりました。特に種族周りの設定はそっくりですね。

まとめ

といった感じのプレイでした。他のオフライン系のFF作品とは一風変わっていましたが、それはそれで面白かったです。

長い駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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