雑記帳

整理しない情報集

青春18きっぷで関西へ(2023)

久々に青春18きっぷで旅をしてきました。今回は3日分を使って関西方面へ行きました。

概要など

今回は筆者がまだ行ったことのない関西方面へと行ってみます。関西へは日帰りは厳しいので、今回は宿泊ありの行程にします。とはいえ、まとめて5日の休暇はお盆以外では取りにくいので、今回は3日分です。

で、今回の目的地としては「天橋立」にしました。一度は行ってみたいところですが、なかなか交通の便は微妙なので、敢えてこの機会に行ってみることにします。

東京から西へ

品川駅

グリーン車Suicaシステム

今回は東京駅ではなく品川駅6:16発東海道線でまずは熱海へ。今回はJREポイントがあるので、何気に人生初の普通列車グリーン車を使ってみました。この列車は東京駅始発なので空いています。ちなみに今は期間限定で400ポイントで交換できます。

JREポイントからの交換先をモバイルSuicaにしましたが、特に問題なく車内のSuicaシステムに認識されました。改札の入場記録が無くてもグリーン券は使えるようです。

Apple Pay グリーン券

ちなみにApple PayのWallet履歴には、カード照会ではなくグリーン券と出てきました。こういった乗降や物販以外のインターフェイスにも対応しているんですね。

そういえばグリーン券情報ってSuica自体に書き込んでいるんでしたっけ。受け取りボタン押下時のローディングの長さにはヒヤッとしますがw

さらに西へ

熱海から先はJR東海区間になり、古めの車両が多くなります。またローカル色が強くなり、場所によっては本数の少ないエリアも存在します。2~3分乗り換えもよくあるため、あまり気を抜けないエリアです。

今回は、静岡・掛川・豊橋・大垣の4駅で乗り継ぎ米原へと向かいます。ちなみに行程によってはJR東海エリアを2本で抜けることもできなくはないです。

薩埵峠から見える辺り

国道1号、東名高速、東海道本線が薩埵峠からすべて見えるのはこのあたりかな? ちなみに薩埵峠は昨年6月にハイキングコースの一部が崩落しており、残念ながら今は行くことはできません。

大垣分岐部

大垣から更に西へ進むと関ケ原超えの区間となり本数が一気に減ります。大垣駅を出て少し進むと線路が4本見えますが、左から垂井線下り、新垂井線下り、東海道本線上り、美濃赤坂線となっており、下り線は2線になります。下りの特急列車のみ勾配が緩く速度が出せる新垂井線へ遠回りをします。この列車は普通列車なので、進路が左に開通しているのが見えます。

もっと西へ

米原駅 (1)

米原駅 (2)

米原から先はJR西日本の区間となり本数が一気に増えます。また、時速130kmですっ飛ばす新快速が走っており、18きっぷ利用では非常に快適な区間に入ります。京都・大阪・神戸・姫路すべて1本で行けます。京都から大阪まで30分程でびっくり。京阪神地区の相互移動には新幹線がいらないですね。

ドクターイエロー

米原の発車直後、新幹線の高架ではドクターイエローが走っていました。まさかお目にかかるとは思っていなくてびっくり。

大阪

大阪駅 中央南口

大阪駅 中央北口 (1)

大阪駅 中央北口 (2)

大阪駅。私鉄は梅田駅のようです。よく迷路と言われていますが、筆者はそれほど迷いませんでした。新宿みたいにきれいに再整備した後なのかな?

大阪市道路元標 (1)

大阪市道路元標 (2)

大阪駅から少し南に行ったところに、国道1号の終点があります。大阪市道路元標が設置されていました。

大阪環状線 発車標

折角来たので大阪観光を・・・といったところですが、18きっぷですので基本的に環状線で回ります。山手線と違い列車は環状線で完結せず、あちこちに直通するため非常にややこしいです。どうやら行先や種別の切り替えタイミングが乗り換え検索の結果とは異なるようで、初見にとっては混沌としています。

ちなみに大阪市内を走る大阪メトロの御堂筋線は、新大阪・大阪梅田・難波・天王寺を結ぶ路線で非常に便利そうです。

戎橋

戎橋とグリコ

で、戎橋に行ってみました。グリコの広告で有名ですねw

とにかく人が多いです。お好み焼きでも食べようかと思っていましたが、どこも並んでおり次の列車に間に合わない気がしたので諦めました。

代わりにうめきた新駅を見てみようと思ったのですが、大阪環状線で急病人が出て遅延し、こちらも間に合わない可能性が出てきたので諦めました。一応なんとか環状線を一周できたのは良かった!

次の日程に向けて

さて、天橋立ですが残念ながら最寄りはJRではなく京都丹後鉄道となります。京都から特急はしだてが直通して運行されていますが、当然18きっぷでは使えません。また着替え等の荷物を持ったまま炎天下を歩き回るのは避けたいところです。そのため、どこかのホテルを連泊して、そこから天橋立へ往復することにします。

で、どこを拠点にするかですが、正直どこも特急以外の列車の接続がよくありません。どうせ接続が良くないのであれば、18きっぷを有効活用できるルートを組める場所にしようということで、敦賀を拠点にしました。

敦賀へは新快速1本で行けます。同じ新快速でも湖西線経由と米原経由の2種類があり、所要時間が異なります。

天橋立へ

敦賀駅

ここから2日目です。昨日は日没後の到着だったので、駅周辺の景色はあまり見えませんでしたが、朝に来ると北陸新幹線の高架橋の存在感が大きいです。今年度末に開業予定のようです。

JR西日本125系電車

敦賀からは北陸本線の他にもう1路線「小浜線」が通っており、敦賀と舞鶴を結ぶローカル線が存在します。今回は、この路線を使って西へ向かいます。この車両は小浜線の電化に伴う歴史的経緯から、小浜線でしか走らないようです。

今回乗車した列車には小浜線の利用状況を調査している方が乗っており、行き先・目的・利用頻度を聞かれました。調査の目的は特に触れませんでしたが、小浜線は輸送密度を2000人/日を割っている路線のようなので、そのあたりが関係しているのかもしれません。

小浜線 車窓

車窓はのどかな田園地帯が広がっています。行きは進行方向左手に乗ってしまったので、若狭湾(海)は見えず・・・。

東舞鶴駅 ホーム

終着の東舞鶴駅に着いたら、そのまま舞鶴線に乗り換えて1駅隣の西舞鶴へと向かいます。京都丹後鉄道は西舞鶴駅から出ているため、小浜線では1駅届きません。

西舞鶴駅

西舞鶴駅では30分の乗り換え待ち時間があるので、適当に散策します。歩いて5分かからないところにバザールタウンというショッピングモールがあるので、飲み物を安く調達したい場合はこの待ち時間に立ち寄るといいかもしれません。

京都丹後鉄道

適当に時間を潰しつつ京都丹後鉄道へ乗り換え。青くてかわいい列車が来ていました。福知山から行く場合は京都丹後鉄道内でさらに乗り換えが必要(特急を除く)ですが、西舞鶴から行く場合は1本で行けます。2023年現在の運賃は片道650円です。

天橋立

天橋立駅

駅に到着。暑い。土曜日なので人が多い。

大天橋

とりあえず、天橋立を端から端まで歩きます。

橋立から (1)

上から見ると天橋立は森ですが、中を歩いてみると思ったより木々の間隔は広いです。広い隙間から直射日光が刺してきます。

橋立から 阿蘇海方面 (2)

橋立から 若狭湾方面 (3)

右を見ても左を見ても海(左は湖ですがw)

ちなみに筆者以外に歩いている人はごく僅かです。傘松に行く人は、バスか遊覧船かレンタサイクルを使っている人がほとんどのようです。

史跡標

特別史跡の碑。

元伊勢龍神社

傘松リフト

折角なので上から天橋立を見るために、傘松公園へのケーブルカーもしくはリフトに乗ります(680円)。乗り場へは神社の敷地を通っても行けます。ケーブルカーは団体客で混んでいたのでリフトへ。上りのリフトは気をつけないと転落防止のネットに足がぶつかります。

天橋立(傘松公園)

ということで傘松公園の展望台からの天橋立。こう見ると終端から結構歩いていますね。

一応股のぞきもやってみましたが、個人的には正位置からの眺めの方が好みかなぁ。

一通り見たので引き返します。暑くて飲み物の消費が早い。

海鮮丼

お昼の海鮮丼。天橋立エリアはキャッシュレス決済の対応はバラバラで、飲食店は使えないお店が多いです。

天橋立(ビューランド)

折角なのでビューランドにも登ってみました。こちらはモノレールかリフトの2択です。ちなみに傘松公園は徒歩でも登れるようですが、ビューランドは徒歩では登れません。運賃は850円ですが、昼食を食べた店の割引券で800円になりました。

傘松公園では天橋立を俯瞰する方角から展望するのに対し、ビューランドでは正面から展望する形です。ビューランドは砂浜のコントラストと湖と海の色の違いが映える印象ですね。

敦賀へ

若狭湾

帰りも進行方向左手に乗ったので、今度は夕暮れの若狭湾が見えます。朝は乗客が多かったイメージですが、帰りは少なめでした。

京都へ

3日目は帰るだけですが、少し時間に余裕があるので京都へ寄り道します。

京都駅

京都駅で嵯峨野線に乗り換えて嵐山へ行きます。嵯峨嵐山行きなので、朝ラッシュというほどではありませんが、それなりに混んでいます。

渡月橋

嵯峨嵐山駅から10分くらい歩き渡月橋へ。コナンの映画の主題歌でも有名ですね。秋ではないので全然紅くありませんが。

おしまい

そんな感じで色々見て回りましたが、昼前に帰路につきます。11:15京都発の新快速から乗り継ぐことで、遅すぎない程よい時間に東京に着きます。

東京都区内から大阪市内は乗車券で片道8910円ですが、18きっぷは1日2410円なので往復だけで13000円お得になりました。体力と時間があるときは18きっぷの移動も楽しいですね。