雑記帳

整理しない情報集

日本縦断の旅 その他

気づけば最後の記事から早3ヶ月が経ち・・・。今更ですが総括、というよりは本編の補足記事となります。

今回は目的の殆どは本編に書いてありますので、こちらではあまり内容がありません。

目的地の選定の経緯の詳細など

今回は18きっぷの時とは異なり、最初から主たる目的2つが明確に存在していました。その内容は「宗谷岬」と「寝台列車」でした。この2つに共通する事項としては、交通手段もしくは存在そのものが段々と怪しくなってきているという点(※筆者の主観)です。

宗谷岬は北海道本島の最北端にあり、その立地上到達には相応の時間がかかります。本編に書いた通り道内の旅行でここを目的地に組み込む場合、ここを除いた全日程に+1.5~2日を見積もる必要が出てきます。そしてその主たるアクセス手段である宗谷本線は利用客が少なく、今後のあり方について考えることが迫られています。もし廃線になったとした場合、主たるアクセス手段はレンタカー(本数次第ではバスも)となりますが、たとえどんなに単調な道であっても、ペーパードライバー状態の筆者には長時間走り通す自信がないため、可能であれば鉄道でアクセスしたいところです。

寝台列車は言わずもがな、新幹線の整備によって徐々に数を減らしていき、現時点ではラスト2路線(大部分は併結するため実質1路線)となりました。路線の減少傾向やJR3社に跨る点などを見ていると、いつ廃止になってもおかしくないように思えてしまいます。完全に筆者の主観ですが、車両の老朽化で更新時期を迎えたときに、節目となりそうな予感がしています。

そしてこれらに対して何らかの発表が行われてしまうと、まず予約は取れなくなる(倍率が大幅に上がる)ため、やりたいことはなるべく早いうちにやっておこうと思い立った、という感じです。

この2つは北海道と中国地方という関東住みにとっては真逆の方面ですが、どちらも早めに行っておきたいので1回で行けるように考えていきます。その他の目的地については、ほぼ「連想ゲーム」と「どうせ行くなら」で決めていきました。その結果が「最北端」に行くなら「最南端」も行こう、「その経路上で寝台列車を使う」ことで目的を両方達成できるという結論となりました。今思うと、なかなか狂ってますね・・・。

今回の経路について

今回採用した経路は、やろうと思えば1度も改札を出ずに枕崎から稚内、もしくは稚内から枕崎を移動できます。終列車と初列車を挟む場合は一度改札外に出る必要があるため、改札を通らない場合は必然的にサンライズ出雲または瀬戸の利用が必須となります。今回の通りの山陰経由でも、岡山乗り換えで山陽経由でも到達できます。

本編でも触れましたが、今回の通りのルート(始点が枕崎)の場合、ラストのサロベツ3号の運転日に注意が必要です。また、始点が枕崎であっても稚内であっても、山陰地方経由ではサンライズ出雲とスーパーおきの乗り換えで1時間から2時間の待ち時間が発生します。

料金計算について

特急列車のグリーン車に乗る場合は「乗車券」「特急券」「グリーン券」が必要です。特急券とグリーン券はセットで買うため意識することはありませんが、乗り継ぎ割引は特急券のみに適用されます。

グリーン車に乗る際の特急料金は、基本的に「指定席特急券」から「530円引き」となります。乗る区間によっては引かれる金額が異なりますが、今回の経路はすべて「530円引き」です。

このあたりのJR全般の情報は、JR西日本が運営している JRおでかけネット のホームページが個人的には一番わかりやすいと思っています。

2023年のダイヤ改正について

つい先日、2023年春のダイヤ改正が行われました。一部で時刻変更が発生していますが、今回のルートが使用できなくなるようなダイヤ変更は行われていないようです。

具体的には、東海道新幹線とスーパーおき4号で変更があります。東海道新幹線はのぞみ28号は新山口駅を通過し、1本後ののぞみ30号が停車するようになっています。特急スーパーおきは改正前13:01新山口発でしたが、改正後は13:20発となりました。

本編とは直接関係ありませんが、指宿枕崎線では始発繰り下げが行われ、今回使用した枕崎06:04が始発になりました。

もし同様の旅を計画される方がいましたらご注意ください。

今回使用した機材について

今回は折角なので動画を撮ってみようと思い立ち、機材を購入してみています(無駄遣い)。

DJI Pocket 2

スマホで動画撮影をしてしまうと撮影中はスマホが使用できないため、別途機材を購入してみました。今回は夜も行動するため、夜間に強いと言われているDJI Pocket 2を採用してみました。ただ、比較対象となる機材を持っていないので、実際のところの使い心地はよく分かりません。

夜に強いと言われていますが、結局のところ都市部のようなそれなりの光量がないと映らないので、今回のケースではそこまでの優位性があるわけではなさそうな感じでした。個人的には、ジンバルが標準搭載されている点のほうがポイント高めです(電子式手ぶれ補正は私のような素人にはノイズだらけの映像になりやすいので)。

その他の感想としては

  • サンセットホワイトモデルはガラスの反射で映るので車内撮影には不向き
  • All-in-oneハンドルやミニ操作スティックは一度取り付けると外すのが大変

といった感じで、総じて良くも悪くもお値段相応の品質という製品でした。

あくまで個人的な意見ですが、スタビライザーやジンバルを別途購入するのであればGoProの方が使い勝手は良さそうです(GoProも使ったことがあるわけではないので参考程度で・・・)。

ちなみに、起動時に自撮りモードになる(撮影者側にカメラが向く)問題は、録画開始ボタンの右のボタンを長押しして起動することで回避できます。

吸盤

吸盤式カメラ固定台

撮影に同行する人は誰もいないため、車載動画を撮影するには何らかの方法でカメラを固定する必要があります。今回は安い吸盤式の固定器具を買ってみました。

途中で剥がれることはなく終始安定していましたが、吸盤を剥がす際にものすごい力が要るため、吸盤を貼る場所は頑丈なところでないと危険そうです。今回レンタカーを返却する際、フロントガラスから中々剥がれなくて結構焦りました・・・。

Ryotei

正確には機材ではありませんが、今回は位置情報のトラッキングアプリを使用してみました。が、本編・動画ともに使用機会は無しでした。いつどこにいたのかが記録されているので、その時何をやっていたのかや、所要時間を算出するのに便利です。また、ただ見ているだけでも結構面白いです。

残念ながら記録開始ボタンを押すのを忘れていたりして、完全なデータとはなっていません。また、筆者のスマホの問題か、旭川以北でのトラッキングが正常にできておらず、トンネルが無くても飛び飛びのデータとなっていました。

おまけ

日本横断の旅

動画で使用した、今回の鉄道部分の経路の地図を載せておきます。データは国土数値情報からGISソフトに描画したものです。