箱根に行ってきた
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カテゴリ: 旅行
大変お久しぶりです。元日に更新したと思ったら、もう次の年が目前まで迫っていました。
久々の投稿は、旅行記事です。去る2020年11月28日、日帰りで箱根方面に行ってきました。その記録です。
今回の旅は、18きっぷの時とは異なり、行き先だけ並べて日程を組まないまま当日を迎えました。当日朝の小田急線内でいそいそと検索していました。
小田原~強羅
2日間有効の箱根フリーパスを購入し、箱根へ向かいます。ロマンスカーの直通する小田原~箱根湯本間の普通電車は、直通しないとはいえ小田急の電車が走るんですね。
箱根湯本~強羅間は登山電車となり、ゆっくりと急勾配を登っていきます。速度は思っていたよりも、ずっとゆっくりでした。バスのほうが早いかもしれません。
大平台付近には、全部で3箇所のスイッチバックがあり、最終的に先頭車両は逆方向になります。
強羅駅に到着です。
乙女峠へ
強羅からバスで乙女口へ行き、乙女峠を目指します。バスは強羅駅から一気につづら折りの急勾配を駆け下ります。
昨今の情勢から、あまり人が多くなさそうなので、最初の目的地としました。また、前回の18きっぷでは小田原から富士山が全く見えなかったので、富士山のリベンジの意味合いもあります。
元々ハイキングの予定は全く考えずに来ているので、シャツにトレンチコート、手提げかばん、小さい水筒1本というどこからどう見ても、山登りには全く向かない格好で入り口に向かいます。
完全に所要時間だけで選定しております。みなさんは絶対に真似しないように。何が起きても責任を負いませんよ。
下調べが適当なため、バス停から入口まで微妙に迷いましたが、入り口に到着。只今の時刻が11:06のため、12:19発の強羅方面行きのバスに間に合うように降りてくるのが目標になります。
時間の関係があるので、最初から少し早めのペースで登っています。
道中は一本道のため、特に迷うことは無く進めます。所々に砂防のためか、段々になっている部分がありますが、ロープが張ってあるので、それを頼りに進みます。
砂防ダムでしょうか。なんかの構造物があります。このあたりは、横を見ると少し先に道路が見えます。
高尾山の稲荷山コースほど易しくはないですが、ド素人の筆者でも登れるあたり、難易度は低そうです。
所々に急な崖があり、降りることを考えたくなくなります・・・。
ちなみに、このあたりで何人かとすれ違いました。みんなしっかりとした装備で来ています。
そんなこんなで峠に到着。入り口からの所要時間は30分ジャストでした。
で、肝心の富士山ですが、山頂付近は雲がかかっていて残念な感じでした。微妙についていない。
反対側の箱根方面です。
写真には写っていませんが、この脇に金時山への道があります。金時山は、ロープや鎖場があるらしいので、両手が空かない格好で行ってはいけません(そもそもこんな格好でここまで来ているのが間違いですが)。おとなしく引き返します。
下りは30分を少し超えましたが、バス到着の7~8分前に戻れました。汗が冷えて待ち時間かなり寒いです。
他に降りてきていた人は、1つ先のバス停まで歩いていました。筆者は1時間に1本しかないので、逃すまいと思い乙女口から乗りましたが、確かにこの距離であれは全然ありですね。
大涌谷へ
強羅に戻り、ケーブルカーとロープウェイで大涌谷を目指します。実は筆者は初めてのケーブルカーだったりします。
ケーブルカーは1時間に3本のため、結構混んでいました。
早雲山から大涌谷へロープウェイに乗り換えます。
ロープウェイの乗降場ではゴンドラが減速するのが一般的ですが、箱根ロープウェイは停止するようです。何気に初めての経験でした。
特に事前情報なしで行ったため、思ったより迫力ありました。ロープウェイ内の他の乗客も、思わず「わぁ」という声が漏れていました。
大涌谷駅でも見ることはできますが、ロープウェイでは俯瞰で見ることができます。残念ながら蒸気噴出孔が見える位置とは逆の方に座ってしまったのが残念ですが。。。
大涌谷駅で撮った写真。黒い卵には気づかずスルー。そのまま桃源台に向かいます。
ゴンドラ内で富士山が見えるという自動アナウンスが流れていましたが、相変わらず雲がかぶっています。
桃源台~海賊船
大涌谷から桃源台方面へロープウェイに乗ると、芦ノ湖が見えてきます。
芦ノ湖から海賊船に乗って、箱根町方面に向かいます。発船まで結構時間があったので、先にススキ草原に行っても良かったかもしれません、
海賊船は、特別船室と一般船室で中々格差のある船でした。どのみち売り切れなので一般船室に乗り込みます。
海賊船から。箱根町港が見えてきます。流石に紅葉はもう終わってます。
箱根関所
箱根町港から箱根関所へ歩いていきます。
箱根関所です。東海道の要所で一番有名な関所ですね。
遠見番所からは関所と芦ノ湖を一望できます。
資料館がありましたが、そもそも箱根関所自体が小田原藩の管轄のためか、小田原城で見たことがあるような無いような内容でした。昨年の夏なので、微妙に記憶があります。
旧箱根街道杉並木
関所を見て回ったあとは元箱根港方面に歩いていきます。途中に旧箱根街道の杉並木があるので、そこを通りつつ元箱根港に行きます。
この元箱根港付近で昼食を食べようと考えていましたが、この時点で15:30を過ぎていました。桃源台行きの海賊船まで時間がないので、諦めて船に乗ります。
桃源台に戻ったら、仙石高原バス停で降りて、仙石ススキ草原に向かいます。バスの案内図では沢山の停留所がありますが、6分ほどで到着します。
仙石ススキ草原
若干薄暗くなりつつありますが、今が見頃(若干遅いかも)のススキ草原を見て回ります。きれい。
至近距離ですすきを撮影されている方がいたので、自分もパシャリ。筆者のiPhoneでの撮影技術ではこの程度です。。
帰り
せっかくフリーパスがあるので、ロープウェイで来た道を帰ろうと思い、桃源郷に戻りロープウェイに乗ります。
しかし、既に日暮れを迎えているので、ロープウェイは真っ暗。さらに、最終が近いため全く人がおらず貸切状態。
始点で最終に間に合えば、途中の大涌谷で最終時刻を過ぎても終点まで運転してもらえるようですが、誰もいないので怖いばかりです。
大涌谷は暗闇の中から蒸気が立ち上る地獄絵図と化しています。写真では明るく見えますが、肉眼では蒸気以外全く見えません。こわい。
そんなこんなで強羅駅から箱根湯本に戻ります。そういえば、ケーブルカーをしっかり見ていなかったので、発車までの数分間眺めてました。
おわりに
よくよく考えたら、今回の旅では一切美術館に行くことなく終了しました。ただ、二度と体験しないであろうことを色々体験できた気がするので満足、かな?
今回の旅で事前に調べておくべきだったこと
- 箱根海賊船は1~2本/h
- 往復利用を考える場合は計画的な日程調整が必要
小田原-箱根湯本-桃源台
(6本/h)と箱根湯本-箱根町港
(4本/h)は本数が多く日程を組みやすい
おまけ
実は当初は1泊2日のプランで旅程を組んでいました。しかし、昨今の情勢でGoToに人が集中したせいか、2ヶ月前で既に宿の予約がとれなかったため、諦めて日帰りとなりました。そして、日程を組まないまま当日を迎えたというわけです。
参考までに、1泊2日の予定では、1日目が芦ノ湖北側(乙女峠、大涌谷、ススキ草原、ガラスの森)、2日目が芦ノ湖南側(箱根関所、駒ケ岳ロープウェイ)+1日目に行き漏らしたところ、という感じで考えていました。
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