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CPU使用率に制限をかける方法

CPUは使用率に応じて発熱し、必要に応じて冷却装置の出力を増減させます。特に冷却に空冷ファンを使用していると、温度が上昇しているときの騒音は大きくなります。

Windowsはアイドリング中に様々なメンテナンスのタスクを実行します。その際、タスクによってはCPUを100%使用してしまい、空冷ファンから大きな騒音が発生することがあります。この記事では、Windows標準機能のみでCPU全体の使用率を制限する方法を紹介します。

当然ながら使用率に制限をかけるということは、CPUの演算に制限を加えることになります。つまり、PCの動作は遅くなります。CPUを多く使うソフトウェア・ゲームやグラフィックボードを搭載していないPCでは、まともに動作しなくなったり、フレームレートが低減したりする可能性があります。この設定は、パフォーマンスが必要な場面では無効にする必要があります。

方法

スタートボタンを右クリック(あるいはWin+X)し、「電源オプション(O)」を押します。

画面の右側(あるいは下)にある関連設定の「電源の追加設定」を押します。

現在選択しているプランの右側にある「プラン設定の変更」を押します。

下の方にある「詳細な電源設定の変更(C)」を押します。

リストにある「プロセッサの電源管理」のメニューを展開し、「最大プロセッサの状態」の値を指定したい最大%に、「最小プロセッサの状態」をそれ以下の値に変更します。

適用もしくはOKを押してダイアログを閉じて完了です。

補足

  • タスクマネージャーでは、CPU自体の定格最大出力を基準とした使用率でパフォーマンスを見ることができますが、ソフトウェアによっては今回設定した最大プロセッサの状態の%を100%ととして使用率が計算される場合があります。
  • 最小プロセッサの状態については、次のサイトに少し詳細が書かれています。
    Windows7の「プロセッサの電源管理」に意味は有るか? – BTOパソコン.jp
  • 電源オプションの画面は次のコマンドで表示することができます。
    rundll32 shell32.dll Control_RunDLL powercfg.cpl,,1