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日本縦断の旅 準備編

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カテゴリ: 旅行

2年連続で年末近くまで1年近く放置する事態となってしまっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

去る11月の初週に1人で日本を(ほぼ)鉄道で縦断する旅をしてきたので、その記録を載せておきます。

今回は同時に動画撮影を行っており、そちらの方はすでに YouTube に投稿しております。動画はどちらかというと映像に主軸をおいたものとなっているので、本ブログではより細かい点を掘り下げたり補足したり、はたまた裏話を書いたりしていこうと思います。

ちなみにこの準備編の記事は文字ばかりです。

旅の目的

今回の旅は最南端と最北端の地に行くことを目的としています。

目的について深く考えがあって選定したわけではありませんが、端っこの地というのは旅のスケジュールを組む際に大きな時間的な制約を発生させることになります(例えば北海道旅行の際に最北端の稚内に行くためには、旭川からでも往復10時間~14時間と実質約2日使うことを見積もらなければなりません)。

ならば端っこの地だけ先に巡ってしまって、今後の旅のスケジュールを組みやすくしよう、というのが最大の動機だったりします。

裏テーマ

今回の旅限定というよりは筆者自身の思想に近いですが、せっかく非日常的なことをするのであれば、通常の思考ではやらなさそうなことを採用していきます。とはいっても旅の目的の「最南端と最北端」を1回の旅で行くという時点で、既に通常に思考回路ではないような気がしますが・・・。

また、末端部の鉄路はその経営状況から存続自体が怪しくなってきており、今後どうなっていくのかは現状わかりません。今後を見通せないものについて、やっておきたいことは早いうちにやっておき、悔いはないようにしようという計画でもあります。

目的リスト

以上の目的・テーマから、以下の目的を設定します。

  • 本土最北端と本土最南端の地に行く
  • JR最南端の終着駅・JR最南端の駅からJR(日本)最北端の駅(終着駅)へ鉄道で行く
  • それぞれ「枕崎」「西大山」「稚内」
  • 寝台特急に乗る
  • グランクラスに乗る

旅の準備

今回の旅は、時間の制約が大きい上に総移動距離が国内一周レベルのため、18きっぷ旅行のように計画をおざなりにすると、おそらくどこかでスケジュールが修復不可能なレベルで崩壊します。また、人気の設備だったり飛び石連休に被せて休暇を取得したりする旅のため、行程の大部分で予約が必要となるので予約をします。

乗車券

鉄道の乗車券は基本的に遠距離逓減制が採用されており、切符1枚の営業キロが長ければ長いほどキロ単価が安くなります。今回の移動営業キロは3000kmを超えるため、遠距離逓減制を活用したほうが安く済みます。

で、今回は枕崎から稚内への切符を買うのですが、指定席券売機では購入できません。みどりの窓口で駅員さんに発行してもらうことになりますが、寝台特急に乗る都合上経由数が大きくなり、駅員が使用するマルス端末でも運賃計算ができません。そのため、乗車券の予約を行い後日に受け取りに行くことになります。指定席券売機であれば数分で発券できますが、この予約発券にかかる時間も考慮に入れておく必要があります。

予約の際には必ず経由駅のメモを持参しましょう。それから、どうしても窓口を30分近く専有してしまうことになるため、なるべく窓口が多く空いている時間に行きましょう。窓口の数が少ない駅や利用客が多い時間帯に行ってしまうと、他に並んでいる利用客の視線が結構痛いです。

切符の予約では、出発駅・到着駅・経由駅の他に、出発日・名前・連絡先・支払い方法が聞かれました。

ちなみに、単純な経路の乗車券であればえきねっとでも予約可能です。また、指定席券売機でもJR他社区間完結の乗車券を買うことができます。

特急券・寝台券

特急券や寝台券は1ヶ月前の同日の10時から予約が可能です。このご時世なので寝台列車以外は予約しなくても席がすべて埋まる可能性は低いですが、窓側の席を取りたいなどある場合は予約しておいたほうが良いと思います。

寝台列車は唯一現代でも残っている列車ということもあって、倍率は非常に高いです。ちなみに筆者はe5489で10時ぴったりで予約画面に行き、完了メールは10:00:38に返ってきました。(なんの参考になるかは分かりませんが、速度感が知りたい方向けに) ちなみにその後、再度同列車を検索したところ満席になっていました。 今回は禁煙A寝台は取れないと踏んで喫煙A寝台で予約しています。試したことないので分かりませんが、禁煙A寝台はみどりの窓口での10時打ちには勝てないんじゃないかなぁ・・・。

ちなみにサンライズの特急券・寝台券はJR東海の区間を含むため、JR東日本の券売機では受け取れません。東京駅や品川駅などの東海道新幹線各駅にあるJR東海の券売機で受け取るか、現地の券売機で受け取る必要があります。

九州新幹線の切符を予約する際にJR九州のネット予約サービスを使うと、JR九州かJR西日本でしか切符を受け取れないため、関東近辺では受け取れません。JR九州の特急はe5489でも予約できるので、そちらを使うとJR東日本エリア内でも事前受け取りが可能です。

ネット予約での乗り継ぎ割引は少々特殊で、2枚の特急券を同時に予約できる経路で検索して、その結果から予約をしていくことになります。新函館北斗で北海道新幹線から特急北斗に乗り継ぐ場合、経路検索で新函館北斗駅をまたぐように検索して、その結果から選択していきます。

きっぷ類

そんなこんなで購入した切符類がこちら。行き帰りの切符や特急料金の通算による指定のみ券が発行されたりと、なんだかんだで合計18枚になりました。かかった合計金額は今は考えないことにします。ところどころ突っ込みどころのある買い方をしていますが、詳しくは個別記事にて・・・。

その他

今回は残念ながら鉄道だけではすべてが完結しないので、他にも色々予約します。

時間の関係上、全行程を鉄道にはできないため一部は航空機を使うことになります。航空券は予約が遅ければ遅いほど高くつきます。LCCを使う場合は年2回の航空ダイヤが発表されるタイミングで次の半期の申込みができるようになるので、早めに申し込みます。といいつつ帰りの飛行機は予約を迷って高くついています・・・。

宿泊については一見適当で良さそうな項目ですが、早朝から動く行程だったり、チェックインが深夜になったりする場合は、立地や対応状況を考慮しておく必要があります。

陸路では公共交通機関が存在しないところにも行くため、レンタカーの予約をしておきます。自身は日常的に運転しているわけではないので、なるべく過去に運転したことがある車種に近い車両を選びます。

他にも、日程の調整や必要な物の購入など、事前にやることは盛りだくさんでした。何か忘れていそうな気がしつつ当日を迎えます。

前置きが長くなりましたが、次回の記事から旅の模様をお届けします。

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