どこかにビューーン!を使って旅してみた(2025初夏) 2日目
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カテゴリ: 旅行
どこかにビューーン!を使って旅してみた記録の2日目です。この日は土曜日であるため、各種フリーパスが購入できるようになるので、それを使って適当に旅をします。1日目の記事はこちら
郡山駅
この時期は5時であってもすでに明るいので動きやすいです。前回は駅からあまり歩かなかったので、少しお散歩してみます。
西口から少し歩くとアーケード街があり、そこそこ長い商店街となっています。
少し中に入っていった道もアーケードになっていますが、カラスのねぐらになっているのか結構うるさいです。
駅に戻ると、ぽつんと緑の扉が。1月に来たときには緑のアーチになっていましたが、なんだか寂しいことになっています。少し調べてみると、どうもぽつんと扉が1つあるのが本来の姿らしいです。
小さな旅ホリデー・パス
郡山では「小さな旅ホリデー・パス」と今月末で終売の「週末パス」を購入することができます。今回は付近のエリアを旅したいので、「小さな旅ホリデー・パス」を使って旅することにします。おおよそ仙台近郊区間がフリーエリアです。
新幹線は使えないきっぷですが、近距離券売機では発売していないようなので、階段を上って新幹線のきっぷ売り場にある指定席券売機で購入します。
ということで始発の6:10発の福島行きで福島へ。
福島駅
福島駅。山形新幹線の開業から標準軌となった奥羽本線が発着します。今回は奥羽本線方面へは向かわずに、このまま東北方面へ向かいます。
今回のどこかにビューーン!の目的地のはずですが、滞在時間わずか6分。
福島駅では山形新幹線連結列車の平面交差対策でアプローチ線の建設が進められており、そろそろ完成しそうな高架橋が見えてきます。2026年度末完成らしいので、あと2年近くかかるようです。
仙台駅
東北最大の都市の仙台駅です。このブログでは何度か新幹線で通過していますが、実は筆者は今回初めて降りました。
利用客が非常に多く、新幹線に加えて在来線がおよそ6方向に伸びる駅で、構内が非常に広く取られています。それでも列車の到着時には結構通路が埋まります。
仙台から行くところは少し悩みましたが、松島方向へ向かうことにします。
松島の最寄り駅は東北本線と仙石線の分岐点付近にあり、仙石線の松島海岸駅、もしくは東北本線の松島駅が最寄りとなっています。列車の停車駅が多く乗車時間が長い仙石線の松島海岸駅が公式の推奨となっていて、乗車時間の短い東北本線の松島駅は観光の中心地から少し離れた位置にあります。
仙石線は途中駅止まりの列車が多い(松島海岸駅の次の高城町駅から先は、東北本線から仙石線に直通する仙石東北ラインがメイン)ため、仙台駅の列車の本数に比べて意外と松島海岸を通る列車は少なめです。
ちなみに仙石線の複線区間はATACSで信号機がありません。埼京線に投入される前までは、この路線で色々実証実験をしていたようです。
高城町行きの1本前の列車に乗れたので、ちょっとだけ途中下車。宮城野原は楽天イーグルスの本拠地のようです。
松島
ということで松島海岸駅に到着。天気が良いのはいいですが、暑くなりそうです。
松島といえば観光遊覧船での島巡りですが、筆者は過去に一度乗ったことがあるので別のことをします。
津波で浸水したエリアのマップがありました。松島の地形の特性で他に比べれば被害は少なかったようですが、それでも場所によっては強烈だったんですね。。。
福浦島
ということで、今回はあの橋を渡って散策します。福浦島というらしいです。通行券は現金200円。
外から見るより意外と距離があります。
遊覧船ほどではありませんが、結構よく見渡せます。
舗装されたところから見える景色はこのくらいですが、散策路を進んでいくと他にも展望スペースがあるようなので行ってみます。
散策路の途中には四阿があります。風情があって景色もいいですが、虫が多いのであまり立ち止まりたくないですね。
島の南東の見晴台まで来ました。こちらのほうがよく見えます。
ついでに北東の天神崎へ。こちら側は大陸方向なので、どちらかというと橋を見る感じでしょうか。かもめの鳴き声が響き渡っています。
といった感じの福浦島でした。通行券200円に対して満足度は高いですね。
レストハウスでずんだソフトクリームを食べて休憩。
松島駅へ
仙台へは東北本線経由で戻ることにします。松島駅11:04発の仙台行きに乗るつもりでいましたが、何を勘違いしたか福浦島を出た時点では11:11発と思い込んでいました。道中Googleマップで何気なく駅をタップしたら、6分後に発車との案内が。この時点で駅までまだ800m以上あります。
結果は・・・11:06着、間に合いませんでした。一応遅延していないかどこトレで確認してみましたが、次の駅との間に在線しているようです。というか勘違いしていたとはいえ足りなかったのは2分だったので、レストハウスでソフトクリームを食べていなければ間に合っていましたね・・・w
一応隣駅の高城町や松島海岸の時刻表を確認してみますが、あまり短縮が見込めないので次の11:49発まで待つことにします。というか、11:11発は仙石線の松島海岸の方でした。
この駅も結構いい景色です。
少々予定が崩れましたが、仙台駅に戻ってきました。次の列車まで30分ほどあるので牛タンのお店を探してみますが、どこも10人以上並んでいる状態。いくら駅ナカで回転率が高めとはいえ、とても30分で食事が出てくるレベルでは無さそうなので、適当にずんだっ茶シェイクを買って飲んでみたり。
仙山線
お次は仙山線で山形方面へ抜けてみます。
最初はマンションが立ち並ぶ住宅街ですが、
進んでいくと、だんだん緑の多い区間へと変貌していきます。
愛子(あやし)という、なんだか可愛らしい名前の駅を境に本数は1/3になります。1時間に3本と、意外と利用者の多い路線なんですね。そしてこの先へ進む人も各ボックスシートに1人はいるので、それなりに利用客は多いようです。
ここから先は民家が大幅に減り、本格的な県境区間へと突入していきます。途中、山寺駅から乗車する人はそれなりにいましたが降車する人は少なく、ほとんどの人は山形周辺まで乗り通す人が多いようです。
羽前千歳駅。ここから山形駅までは奥羽本線(山形新幹線)と単線並列になるようです。次の北山形駅での左沢線との合流のためか、奥羽本線の標準軌の線路と平面交差します。
ということで山形駅。ですが、次の列車まで時間がないので速攻でホームに戻ります。もうちょっとゆっくりしたかったですが止むなし。ちなみに松島駅で乗り遅れていなければ、もう少し余裕がありました。
ここからは奥羽本線に乗り換えます。
奥羽本線
車窓を眺めていると突如現れる高層建造物。どうやら県内一の高さのマンションのようです。
奥羽本線って複線だと勝手に想像していましたが、大部分は単線なんですね。相変わらずきれいな車窓です。
ということで米沢駅へ到着。駅舎は少々改修中。自動改札機は新幹線eチケット専用できっぷを入れる穴がなく、有人改札は大混雑でした。
牛肉どまん中という有名な駅弁は、この駅が発祥のようで、駅構内のあらゆる場所で販売しています。折角なので牛肉どまん中を買っておきます。
さて、ここから先は18きっぷの難所の1つと呼ばれる板谷峠区間に入ります。山形新幹線は1日16往復程度ありますが、普通列車は1日6往復しかありません。今回使用している小さな旅ホリデー・パスは、新幹線には乗れませんが在来線特急の乗車券としては有効なので、特定特急券を買い足してつばさ号で抜けます(えきねっとでは特定特急券は買えません)。なんだか印刷がカスカスの特急券が出てきました。
土曜日だからか、あまり空いてる席が無かったのでデッキに立って乗りました。中央線特急のE353系や首都圏の普通列車グリーン車の天井についてる3色ランプが欲しくなりますねw
通年通過駅となった大沢駅や、峠の力餅の峠駅を横目に見つつ福島駅へ進んでいきます。この辺の駅は一度降り立ってみたいですね。
現在の山形新幹線のアプローチ線から見た、建設中の上りアプローチ線。こちらから見ても、見た目だけで言えばだいぶ完成しているように見えます。
ちなみに仙山線も奥羽本線(福島から新庄)も仙台近郊区間のため、やろうと思えば大回り乗車も可能です。ただし山形新幹線は仙台近郊区間に含まれないため、板谷峠区間を6往復しかない普通列車で抜ける必要がありますが。
おわり
ということで、福島駅に戻ってきました。ついでに福島駅のエキタグを回収。阿武隈急行と福島交通のエキタグも回収できたらとか思っていましたが、乗り換え時間が6分しかない上に、乗り換えの距離が長かったので途中で諦めました。松島で乗り遅れていなければ、ここで1時間くらいの余裕があるはずでした。
今回の目的地は福島駅だったはずですが、福島駅の滞在時間の合計は12分しかないぞ・・・。
というような、目的地と全然違うところに行ったランダムきっぷ旅でした。実質往復で4000円というのは魅力的に感じますが、鉄道会社の策略に乗せられて、却って出費が高くなっている可能性も否めないですね。このあたりは、いずれ別途記事を上げるかもしれません。
とりあえず、1回使ってみることができたので、ひとまずそれで満足とします。
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