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どこかにビューーン!を使って旅してみた(2025初夏) 1日目

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カテゴリ: 旅行

先日ガチャを100回回した記事を上げました。つまり、この記事はそういうことです。

抽選結果からの行き先を考える

ということでガチャで選択肢を絞って抽選にかけます。今回は金曜出発の1泊2日。10回くらいで出てきた【福島駅】【新潟駅】【七戸十和田駅】【雫石駅】の4つの候補で抽選にかけます。23:00ごろから100回回したすぐ翌日だったので、疲れてあまり厳選せずに抽選にかけたら結果は一番安い福島でした。デスヨネー。

で、福島でどこに行くかですが、筆者は福島駅の周辺にはあまり観光地は無いイメージ(降りたことないですが)。公式の紹介ページがあるのでそちらを確認してみると、磐梯吾妻スカイライン、新野地温泉、五色沼、花見山公園が紹介されています。全部車やバスが必要で、五色沼に至っては郡山が最寄りの新幹線駅ですね。

とりあえず福島駅周辺で1泊2日は微妙そうなので、周辺散策用にフリーパスを探してみます。が、JRは会津フリーパス以外は土休日限定が多いようです。阿武隈急行線は第1日曜日(600円)もしくは9のつく日(900円)という特殊な発売形態で、今回の旅程では9のつく日には2日足りず(一応2000円の通年販売もありますが)。

どこかにビューーンは内方乗車が可能なので、とりあえず1日目は郡山で降りて定価で五色沼へ向かうことにします。2日目はフリーパスが買えて選択肢が増えるので適当に。

さて、予約が取れたきっぷを確認します。今回はやまびこ205号とやまびこ216号でした。容赦なく各駅停車タイプの200号台に割り当てられています。

どこかにビューーンは乗車変更が座席の位置以外不可能であるため、この列車に乗るほかありません。ちなみに乗り遅れた場合、普通の特急券と異なり特急券の効力が無くなります(後続列車の自由席には乗れず、別途指定席特急券が必要です)。

前置きが長くなりましたが、ランダムチケット旅のスタートです。

新幹線で郡山へ

上野駅新幹線改札

今回は諸事情で上野駅からスタート。大体いつも旅行時の往路新幹線は6時台発に乗るのでやや新鮮です。上野7:50発ですが、この時間帯は早出通勤組のラッシュと重なります。そういえば何気に上野駅の新幹線ホームを初めて使いました。想像していた3倍位のエスカレーターの長さがあり、なかなかのモグラ駅です。東京駅と違って乗り換えに時間がかかるので注意が必要ですね。

郡山から裏磐梯へ

郡山駅 駅名標

郡山駅に9:21に到着。ここから五色沼のある裏磐梯方面を目指すのですが、磐越西線は6分前(9:15発)に発車しており次の列車は10:15発。何か他の交通手段がないか探したところ、裏磐梯行きの高速バスが存在するようです。しかし時刻表を見ると1日1本の9:20発で新幹線到着の1分前に発車済み。仕方がないので次の10:15発の磐越西線を待ちます。

やまびこ205号の郡山乗り換えは軒並み接続が悪いです。というのも、同じ時間帯にやまびこ号はもう1本運転されており、205号のすぐ前を125号が走行しています。125号は速達タイプで東京駅から大宮駅間は205号のわずか4分前を走行しますが、郡山駅で205号が9:21着に対し125号8:56着の25分前に到着します。小山駅・那須塩原駅・新白河駅のいずれかで降車しない限り、125号を使いますよね・・・。

さて、10:15発の列車は猪苗代駅10:52着です。裏磐梯行きのバスは12:15発で接続が悪く、会津若松まで行って折り返してこれるので、一旦昼食を探しに会津若松まで乗り通します。前回フリーパスだったので油断しましたが、駅間が長く片道506円します。かなり痛めの出費・・・。ちなみに郡山駅9:15発の列車に乗れていれば猪苗代駅9:58着で、10:20発の1本前のバスに乗れます。

磐越西線 車窓

1月に来たときは銀世界でしたが、このあたりの車窓は水田のようです。こんな短期間でもう一度来ることになるとは思っていませんでした。

磐梯山弁当磐梯山弁当の中身

猪苗代駅のバスの待ち時間で駅弁を食べちゃいます。今回は裏磐梯を模した駅弁。カツに焼いたお肉で全体的に肉肉しいですが、思っていたよりご飯がたくさん入っていました。

五色沼入口停留所

五色沼入口停留所で降車します。立派な待合室があると思いきや、扉?は閉まっています。ちなみにこのバス停は上下線とも同じ側道?に入ります。

ビジターセンター

ビジターセンターは外壁工事中。

五色沼自然探勝路

毘沙門沼(1)毘沙門沼(2)

少し進むと毘沙門沼があり、五色沼の自然探勝路の入口になっています。

クマ注意看板

裏磐梯はツキノワグマの生息地であるため、いたるところにクマ注意の看板があります。ビジターセンターでは熊鈴をレンタルしているレベルなので、一応今回熊鈴を買って持ってきました。筆者が歩いた時間帯はそもそも人が多い時間帯のため遭遇しませんでしたが、道行く人々の半数くらいは熊鈴を携帯していました。

毘沙門沼(3)毘沙門沼(4)

毘沙門沼は非常に広く、写真を撮りまくっているおかげで20分近く左手に見ながら進みます。

赤沼

お次は赤沼。赤い色の沼ではなく黄色い沼です。

みどろ沼

少し進むとみどろ沼。このあたりからだんだん見分けがつかなくなっていきますw

弁天沼(1)弁天沼(2)

ここまでで一番綺麗に見える弁天沼。手前の植物と相まっていい景色です。

黄色い湖面の原因?

湖面の黄色の原因に見えるもの。真っ先に思いついたのはスギ花粉ですが、流石にそんなことはないでしょう。何かの硫化物っぽいですがよくわかりません・・・。

るり沼

るり沼。順路から微妙に離れたところに展望台があります。展望台に登らないと草が高くて見えません。瑠璃色に見えるらしいですが、雲天の反射で白色に。

青沼

青沼。綺麗なエメラルドグリーンをしています。

柳沼

最後に柳沼。青空ではないのが惜しいですね。

会津山塩ソフトクリーム

裏磐梯高原駅のレストハウスでソフトクリームを食べて休憩。ここまでで約1時間でした。脇目を振らなければ45~50分くらいの道のりでしょうか。

さて、次の猪苗代駅へ戻るバスは裏磐梯高原駅16:16発です。休日であれば14:06発・15:36発があります。ちなみに1本前のやまびこ号に乗れていれば、昼食を食べた上で13:26発に乗れました。

2時間ここで時間を潰すのはもったいないので、近くにある桧原湖方面で何かできないか調べます。すると、桧原湖観光船(1400円)か、桧原湖畔探勝路の散策のどちらかが良さそうです。遊覧船は35分間なので探勝路を選択しました。とはいえ所要時間は片道1時間15分、ソフトクリームを食べて残り時間2時間を切っているので、15:10頃を目標に引き返すことにします。

桧原湖畔探勝路

桧原湖畔探勝路の入口は長峯舟付停留所が最寄りですが、15:12発の喜多方からのバスか16:16のバスまで無いので、入口まで10分少々歩きます。

桧原湖

桧原湖を横目に。

桧原湖畔探勝路入口

桧原湖畔探勝路に向かっていくと、何やら同じジャージを着た集団が探勝路へ入っていきました。どうやらどこかの中学校の林間学校のようです。

もちろん中学生のペースにはすぐに追いついてしまうのですが、集団の先頭が見えないこと(100人以上いる)、バスの時間に合わせて途中で引き返す必要があることから、追い抜かずに後ろをついていくことに。基本的に先頭と最後尾は引率の教員が固めるので、ギリギリ不審者にはなっていない、はず(僕はうるさいですとか、お先にどうぞとか、なんだか気を遣っていただきました)。

最後尾の教員が、歩くことに飽きてきた生徒をうまいこと雑談でなだめすかしている様子は、筆者の中学生時代の林間学校と全く同じ様子で微笑ましく見てました。第三者目線だからこそ最後尾で雑談している教員がどんな役割でいるのかが分かるわけで、終わったら生徒たちや他の教員よりもお疲れでしょうね。。。

とはいえ、スマホを持たずに元気に歩き回る子どもたちを見ていると、なんだかエネルギーをもらった気がします。

桧原湖畔探勝路

この探勝路は大部分が舗装されており、木の根でところどころ盛り上がっている点以外は快適に歩けます。写真撮影でちょいちょい止まるとすぐに虫が寄ってきます。虫除けとかしていないので、結構食われました。

キャンプ地垂れる電線

またこの探勝路内にはキャンプ地が多数存在しています。桧原湖に船も出せそうな様子。道中にはキャンプ地への電力供給?の電柱が倒れているのか、電線が垂れ下がっていますが。

桧原湖から磐梯山

磐梯山がよく見えます。

吊り橋吊り橋からの景色

吊り橋。水面が穏やかで反射率が高いです。

渡った先で林間学校組は休憩でした。現在時刻は15:20、この時点で戻らないとバスに間に合わないのでタイムアップ。引き返します。

帰路

裏磐梯高原駅16:16発のバスに乗り猪苗代駅に16:55に到着します。相変わらず接続が悪く、列車は2分前に発車済みで次は17:58発です。ただ、会津バス→磐越西線の接続は元々全体的に悪く、土休日の裏磐梯高原駅14:06発以外は大体長めの待ち時間があります。一応17:16発のバスでも間に合いますが、3分接続のため精算がグダると間に合わない可能性があります。

旧中山宿駅

車窓から旧中山宿駅。廃駅ではなく旧駅で、現在の駅は少し西にあります(快速通過)。

磐梯熱海

磐梯熱海駅 駅舎磐梯熱海駅 構内

まだ明るいのでちょっとだけ寄り道。磐梯熱海で降りてみます。

磐梯熱海駅 駅前足湯コーナー

ここでは温泉が湧いていて温泉街となっています。温泉地あるあるの足湯コーナー。

湯けむり公園

湯けむり公園。いい感じの雰囲気ですが、ちょっと時間が遅く少々暗め。

モデルコースの案内板

今回は事前情報無しで駅周辺を適当にブラブラ歩きましたが、駅の掲示板を見るとモデルコースがありました。ちゃんと見れば良かったですね。車窓から見える3本のパイプは、水力発電用のパイプのようです。

磐梯熱海駅にはツバメが巣を作っているようで、鳥の鳴き声で賑やかでした。確かにこの近辺では一番人通りが多そうですね。

アレを使ってみる

といったところで1日目の行程は概ね終了です。磐梯熱海に泊まっても良かったのですが、旅館が多くてお高いのと、翌朝はなるべく早めに動き始めたいこともあり、交通の便の良い郡山で1泊します。

磐梯熱海駅から郡山駅までは、きっぷでもICカードでも運賃が変わらないため、昨年サービス開始したアレを使ってみます。

えきねっとアプリのアップデートサイズ

使うためにえきねっとアプリを立ち上げようとしたのですが、2日前にアップデートされたバージョンでないと使えないようです。しかも容量は100MB近く。さぞかし重要なアップデートなのかと更新履歴を見たら

アプリの更新履歴

(画像は2025/06/08時点の画面のため、旅行日の相対日付は-2日です)

なかなかのUXですね。列車に乗るのに必要となるアプリでこれは・・・。仕方がないので180日の期日が近づいたPovoに24時間の使い放題を課金してアップデートします。

Qチケットは紙発券に切り替えられないため、少なくともこのような必須アップデートが平然と差し込まれる現況では、長距離乗車券や指定席をQチケットで買うのは非常に恐ろしい状態です。

えきねっとQチケ

ということでえきねっとQチケを使ってみます。購入は普通に買うときと大体同じで特に迷うことなく買えました。QRコードは5分毎に更新され、中には文字データではなくバイトデータが入っているようです。

そして磐梯熱海駅には自動改札機が無いためセルフチェックインが必要なのですが、この機能は位置情報の設定を常に有効にしないと駄目なようです。自動チェックイン機能を使うのであればともかく、手動でチェックインするのであればアプリの使用中のみでも良さそうですが。幸いセルフチェックイン/アウト以外で位置情報は不要なので、セルフチェックイン/アウトが終わったら即剥奪しても大丈夫なようです。

郡山駅には自動改札機にQRリーダーがあるので、それにかざして出られます。意外と反応良いですね。

おわり

いろいろありましたが、無事に郡山に到着して1日目終了。2日目に続きます。

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