ハードウェアの安全な取り外しから内蔵ドライブを非表示にする方法(Windows 10)

現在ほとんどのPCで使われているAHCIと呼ばれるSATAの規格はホットスワップという機能が備わっており、電源に接続した状態でも再起動することなく着脱することができます。しかし、内蔵ドライブの着脱は一般的な消費者には、おそらく必要ありません。他のストレージ機器を接続した際に、ハードウェアの安全な取り外しのメニューに表示されるのは邪魔なので、ここでは非表示にする方法を紹介します。

方法1: Intel Rapid Storage Technologyのドライバーの導入

ご自身がPCを購入した際に付属していたCDなどにあるIntel Rapid Storage Technology Driverをインストールします。自作の方はIntelの公式サイトからダウンロードしてインストールします。

方法2: レジストリの編集

スタートボタンを右クリックもしくはWin+Xでメニューを開き、デバイスマネージャーを起動します。
ディスクドライブの中にある機器から、ご自身のPCの内蔵ドライブを右クリックしプロパティを開きます。複数ある場合は、次の手順を内蔵ドライブの数だけ繰り返します。
全般タブの場所の欄に記載されている、Bus Numberの数字をメモします。
レジストリエディタを開き、以下のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\storahci\Parameters\Device
このキーの中に、TreatAsInternalPortという名前の複数行文字列値(REG_MULTI_SZ)を作成します。
中の値に先程メモしたBus Numberの値を入力します。複数の内蔵ドライブがある場合は、改行し次の行にBus Numberを入力します。
コンピュータを再起動します。

これで、ハードウェアの安全な取り外しのメニューから、内蔵ドライブが表示されなくなりました。

参考サイト

Internal SATA Drives show up as removeable media – Microsoft Support Page