久留里線の末端区間に行ってみた
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カテゴリ: 旅行
昨年秋に「サンキュー千葉フリーパス」で旅した際、(鹿島線を除くと)久留里線だけ全く乗れなかったので、久留里線の末端区間に行ってみました。
久留里線
久留里線は木更津駅から房総半島の内側へと伸びていく路線で、路線名の久留里や亀山方面へと伸びる路線です。首都圏のJRでは2路線しかない非電化の路線(もう一つは八高線)で、首都圏のJR唯一のSuica非対応の路線です。
Suica非対応の路線という点から察する方もいるかもしれませんが、1時間に1本程度と本数が全体的に少なく、末端区間ではさらに3分の1程度の8往復半まで本数が減ります。昨年秋に行かなかった理由もダイヤの制約によるものが大きいです。
完全に他の路線とは隔離され、全列車が通過運転なしの普通列車、臨時列車の運転も無い路線ですが、毎年11月下旬~12月上旬の紅葉シーズンには、一部の久留里止まりの列車が上総亀山まで延長運転を行うようです。ちなみに、この延長運転によって他のダイヤが変わることはないため、延長対象の列車は久留里止まりで折り返す際、亀山まで往復できるだけの時間を確保しているんですね。
この末端区間は営業係数が非常に高く、存廃論議が発生していた区間でもあります。そして昨年、時期等は未定ながら末端区間の廃止の方針が出されています。
今回は休日お出かけパスで久留里線の末端区間をお散歩します。前述の通り久留里線はSuica非対応のため、Suica版の「のんびりホリデーSuicaパス」は買ってはいけません(50円安い代わりに新幹線と久留里線がエリア外になっています)。
木更津
今回は7:25発の上総亀山行きの普通列車でスタートします。千葉始発の木更津行きは7:22着で3分乗り換えのため、駅の写真は帰りに撮影したものです。この列車は定期列車でも上総亀山行きです。
キハE130系は水郡線や八戸線で使われているらしいです。筆者はどれも乗ったことがないので、何気に初めての列車だったりします。
今回乗った列車は3両編成ですが、一番うしろの車両は馬来田までしか開かないようです。なぜかと思ったら、ホームの有効長が2両分しかなく、単純にホームが足りないようです。
久留里線は現在何かのキャンペーンで、車内にエキタグのNFCが設置されています。
乗った感想は、非常にゆっくり。
上総亀山
終点の上総亀山駅(これも帰りに撮った写真)。昔は有人駅だった面影がありますが、現在は無人駅です。
久留里線の終端の車止め。久留里駅のエキタグのデザインにもなっています。
さて、せっかく紅葉の季節(ちょっと早い)に来たので、歩き回ってみましょう。
亀山湖周辺探索
JR東主催の駅からハイキングに参加すれば色々コースとかを貰えるのでしょうが、朝早くから来ているので始まっているわけでもなく。とりあえずGoogleマップ片手に亀山湖の一周を目指します。
まずはそのまま西の亀山ダムへ。
亀山ダム
紅葉のピーク時がどの程度の色合いなのかは詳しくないのでわかりませんが、素人目では色づき始めといったところでしょうか。雲一つない良い天気なので写真が映えます。
そのまま湖の近くを歩いていきたいところですが、歩行者がどこを通れるかわからないので大人しく一般道を歩きます。今回は西へ進み、亀山湖を時計回りて一周します。
途中に高速バスの停留所が。鉄道と同じくらいの本数があるようです。
亀山1号橋・亀山2号橋
更に西へ進むと2連続の赤いトラス橋が見えてきます。亀山1号橋・亀山2号橋というらしいです。なんで2本連続しているのかと地図を見ると、どうやら2本の橋の間は中洲のようです。なるほど。
とにかくこのあたりの道路には歩道が一切ありません。交通量が多いわけではないですが、少なくない数の自動車が通過していくので結構危ないです。多分ハイキングの道順には含まれていないと思います。
橋の上から。次はあの赤いアーチ橋を目指します。
小月橋
赤いアーチ橋は小月橋というようです。幅の狭い橋ですが車も通れます。
橋の先にはトンネルがあります。照明がなく見た目以上に暗いです。夜は絶対に通りたくないですね。
押込
トンネルからさらに進むと、押込と呼ばれる(?)中洲があるので寄り道します。ちなみに今回は南側から来ていますが、北側からもアクセスできます。
前日冷え込んだのか、露もしくは解けた霜が木の枝に付着しており、少なくない頻度で風に揺れて落ちてきます。そういえば来るときに久留里線で様々な物体から水蒸気が蒸発してく様子を見ました。太陽光パネルから蒸発していく絵面はシュールでしたがw
押込には展望スペースがあります。四阿が風情あります。
何かの橋や、何かの鳥居が見えます。
元のルートに戻り進んで行きます。ある程度進むと徐々に湖から離れ、森の中へと入っていきます。
細かくアップダウンを繰り返すので、地味に疲れます。最後は国道に合流します。
湖原橋
湖原橋への行き方は少々特殊で、亀山湖畔公園(草川原)の駐車場を突き抜けた先にあります。国道沿いに「駅からハイキング」の順路案内があって助かりました。2枚目の写真の上に写っているのが国道です。
今度の橋は吊橋です。とはいっても、これまでの橋とは異なり歩行者しか通れません。また、ここ最近筆者が渡った吊橋とは異なり、橋板がコンクリート製です。揺すったら揺れるような吊橋ではなく、しっかりとした橋です。
湖原橋の東側にはまたまた四阿があり、いい雰囲気を醸し出しています。
坂畑橋
最後に、特に変哲もない普通の道路橋の坂畑橋から。紅葉は若干早いですね。
もう少し東に行くと同じような橋の神納橋があり、そちらの方が景色がいいみたいですが、次の列車の時間が近いのでタイムアップ。押込で時間を使いすぎました。
帰りは北回りで駅へ。途中にはトンネルが。結構あちこちにトンネルがあるんですね。こちらは少々距離があるからか、一部照明付きです。
平山
10:40発の列車で2駅戻って、平山駅へ向かいます。この列車はこの期間しか末端区間は走りません。というか朝乗ってきた列車の折り返しの次は、定期列車では14:27まで列車がありません。
平山駅は青春18きっぷのポスターに使われたことがあるみたいです。
さて、延長運転する列車が多数設定されているとはいえ、次の列車までそこそこ時間が開くので、県道沿いに久留里駅まで歩きます。
駅から少し歩くと第4種の平山踏切があります。これまで車内から第4種踏切を見かけたことは何度もありますが、自分の足で渡るのは実は初めてだったり。
踏切から。もう少し駅に近づきたいところですが、駅方向に伸びる轍は私道っぽいので立ち入らないでおきます。使う機会の少ないズーム機能を活用してみたり。
久留里駅までの道のりは微妙にアップダウンがあります。亀山もそうでしたが、坂を登りきったところは大体切通みたいになっていることが多い印象です。
久留里城か関連施設かの建物が遠目に見えます。駅間を徒歩移動していなければ行ってみても良かったですね。
そうこうしているうちに久留里駅周辺地域に入っていきます。
久留里
久留里駅周辺では至るところに自噴井戸が存在し、誰でも自由に水を汲めるようになっています。この水は「生きた水・久留里」と呼ばれ、平成の名水100選に選ばれているようです。
駅前の県道沿いの久留里市場は歩行者はちょっと危険かな。
ということで久留里駅へ到着。少し歩いたところに旅人向けのカフェがあるらしいですが、次の列車が近いので諦めて列車へ。
上総松丘
最後の駅は上総亀山駅と平山駅の間にある上総松丘駅です。
松丘駅は駅から北西と南西に1本ずつ道路が伸びており、そのうち南側の1本は歩行者専用道路です。この歩行者専用道路の方はいい景色です。
ちなみに駅の東側に国道が通っていますが、東側へ出られる出口や道は駅付近にはありません。
お土産に近くの松栄堂歌詞舗という商店で販売されている、松丘とうふというお菓子を買って帰ります。
おわり
といった感じの久留里線の末端区間でした。12:40上総松丘駅発の列車で帰路につき、運賃の高いりんかい線のエキタグを回収しつつ帰りました。真っ直ぐ都心方面に向かっても東京駅には15時台着なので、なかなか遠いですね。
乗った感想としては、乗客は決して多くはありませんが、紅葉シーズンと被ったのもあり、思っていたほど少ないわけでも無さそうでした。あそこまで営業係数が悪いのは、もちろん乗客が少ないというのも原因の一つとして間違いなくあるとは思いますが、個人的には何か別のコストが掛かる要因を抱えていそうな感じがします。あくまで個人的な感想ですがね。
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