ダイアログフォントの変更
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カテゴリ: Windows
Windowsの一部ダイアログで使われているフォントを変更する方法を紹介します。
TL;DR
reg add "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes" /v "MS Shell Dlg" /t REG_SZ /d "Yu Gothic UI"
実行後、再起動で反映します。
概要
Windowsにはダイアログフォント「MS Shell Dlg」と呼ばれる論理フォント(実体が存在せず、他のフォントへのリンクとなっているもの)が存在し、システムロケールによって異なるフォントが設定されています。
このフォントは主にダイアログやアプリケーションで使用されています。今となっては使われることが少なくなりましたが、身近なところでは、 .exe
ファイルのプロパティの互換性タブなどで使われています。
日本語環境では「MS UI Gothic」に設定されています。後方互換のために敢えてそのままにしているように見受けられますが、場所によっては非常に見にくいので、本記事では現在のWindows内の各所で使われているUIフォントに合わせておきます。
ご注意
- 本記事では、手動でレジストリの操作を行うため、誤った操作にはくれぐれもご注意ください。
- 本操作を行うと、当該フォントを使用しているアプリケーション全てに影響が発生します(フォントによっては文字が表示範囲からはみ出るなど)。元に戻すことをできるようにしておくことをお勧めします。
手順
以下のレジストリキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes
上記キー内の MS Shell Dlg
エントリを変更します。
- 日本語のUIフォントと合わせる場合:
Yu Gothic UI
- 英語のシステムと合わせる場合:
Segoe UI
- 日本語フォントは
Meiryo UI
にフォールバックするフォントです
- 日本語フォントは
- 日本語のシステムロケールの既定値に戻す場合:
MS UI Gothic
変更完了後、Windowsを再起動すると反映されます。
参考リンク
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