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青森の角に行く 2日目

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カテゴリ: 旅行

青森の角を目指して旅します。2日目は引き続き在来線で龍飛に向かいます。

盛岡駅

パック料金で収まるように朝4時でネカフェを出てきたので、早朝の街をぶらつきつつ盛岡駅へ。流石に駅前のライトアップは消灯しています。

盛岡駅 駅名標

盛岡駅以北の岩手県内の東北本線はIGRいわて銀河鉄道線となっています。さらにJR花輪線も全列車がIGR経由で盛岡駅まで乗り入れており、これら2路線についてはIGRのホームで発着していきます。また一部の列車は盛岡以南から直通しているものもあり、こちらはJRのホームから出発するという、ちょっとややこしい輸送体系をしています。

盛岡駅 花輪線

IGRの始発は5:00発の花輪線直通の列車ですが、唯一始発の1本だけはJRのホームから発車するためJRのホームへ。一見するとローカル線としては珍しい4両編成ですが、実際には後ろ2両は回送で乗車できるのは前2両のみのようです。どうやら後ろ2両は荒屋新町で切り離して折り返すようで、この前の山陰本線みたいな運用(ただしこちらは非営業)をしているようです。よく見ると後ろ2両は車側灯が消灯していますね。

好摩駅

好摩駅好摩駅前

IGRと花輪線の分岐駅である好摩駅で下車。東方にある姫神山が綺麗に見えます。適当に散歩しつつ次の列車へ。駅前に色々な碑がありますが、いまいちピンと来ないもので。。。

いわて沼宮内駅

いわて沼宮内駅

キュンパスでも一度下車した、いわて沼宮内駅。この駅以北は本数が減り、次の列車は1時間後なので適当に散策します。

道の駅 石神の丘道の駅 石神の丘(裏手)

といってもこの時間に営業している施設はないので、適当に近くにある道の駅「石神の丘」へ。もちろんお店は開店前のため、道路情報板・トイレ・自販機くらいしか使えません。この道の駅には美術館が併設されているようです。

道中

道中の朝の綺麗な景色を堪能しつつ戻ります。

三戸駅

三戸駅

次の列車の八戸行きで直行してもいいのですが、三戸から微妙に本数が増える上、その後の青森行きの列車は同じため三戸駅で下車。目時駅を境に、青い森鉄道に会社が変わっています。運転士の交代は行われないため、自動放送以外のイベントは特に無く自然な流れで直通しています。

住谷橋(町堺)馬渕川

駅名は三戸ですが、駅にはやたらと南部町のアピールがあるのでどういうことかと思ったら、駅は南部町に所在しているようです。この馬渕川を渡った先が三戸町で、町の中心街もその先にあるようです(一応南部町も三戸郡ではあるようですが)。

青い森鉄道 11ぴきねこラッピング列車

三戸駅に戻ると、既に三戸市発の列車が待機していました。なんだか可愛らしいラッピングがしてあります。車内の吊り革などにも猫の装飾がしてありました。

八戸駅

八戸駅青い森鉄道 青森方面列車

八戸駅。この駅も新幹線の停車駅ですが、キュンパスで一度来ていること、八戸の中心街からは離れていること、三戸で1本見送っており青森方面の列車への接続時間があまりないことから、サクッと次の列車に乗り換えます。前にも書きましたが、八戸駅は中心街から離れており駅前には特に何もありません。

9:01発の青森行きですが、野辺地までアテンダントさんが乗車していたり、青森駅まで全ての各駅間の乗車人数を数えていたスタッフ(バイト?)らしき人が乗っていたりしました。

八戸以西ですが、青森と八戸を結ぶ性格からか、全区間を通してそれなりの乗客がいた印象でした。中でも途中にある主要駅での乗降が多く、三沢・野辺地・浅虫温泉ではそこそこの乗客が入れ替わっていました。

青い森鉄道 車窓

野辺地をすぎると、車窓には海が見えるようになります。海が見えるのは何気に松島付近以来ですね。

青森駅

青森駅東北本線 740キロポスト

ようやく青森駅に到着。ホームの端から東北本線の740キロポストが見えます。

駅舎は前に来たときは大半が工事中でしたが、現在は駅ビルが完成しており現代的な駅ビルへと変化を遂げています。

津軽線へ

さて、龍飛への交通手段ですが、JR津軽線の三厩駅から外ヶ浜町循環バスを利用する方法が一般的でした。しかし2022年に発生した大雨によって、蟹田駅から三厩駅間が不通となっており、代替として代行バスとデマンドタクシー「わんタク」が運行されています。わんタクは三厩より先の龍飛崎まで運行するため、今回はこちらを利用します。

なお、不通区間の新中小国信号場から三厩については来年2027年04月01日付で廃止が決定しており、蟹田から新中小国信号場についても旅客輸送は基本的にありません。

廃止予定区間の駅が今後どうなっていくかわからないので、今回は廃止予定区間の駅のうち気になる駅に立ち寄りながら龍飛を目指します。廃止以降の代替交通については、上述の代行バスとデマンドタクシーに加え、近辺を走る町営バスを含めて一体的に再構築されるようです。駅施設がどうなるのか(維持/放置/解体/立入禁止/移設保存など)はわかりません。

ちなみにわんタクは(少なくとも現在は)蟹田発着のきっぷ類、企画乗車券類、あるいはマイナンバーカードを提示すると300円に割引されます。されるんですが、料金が破格すぎて値切る割引きされるのがあまりにも忍びないので、筆者は今回はすべて定価で利用します。

津軽線津軽線 0キロポスト

ということで津軽線へ。青森駅の自由通路からは津軽線の0キロポストがすぐ下に見えます。

蟹田駅

蟹田駅蟹田駅構内

終着の蟹田駅。北海道新幹線の開業前は、北海道へ向かう優等列車を含む全列車の停車駅となっており、18きっぷの特例もあって乗り換え客が非常に多かったようです。これより先も線路は続いていますが、貨物列車と四季島以外はもう走りません。

カニスマ駅長

駅名から取ったのか、蟹ネタが色々とw

奥津軽いまべつ駅・津軽二股駅

奥津軽いまべつ駅奥津軽いまべつ駅 出口階段

まずは12:00のわんタクで奥津軽いまべつ駅へ。津軽二股駅と近接しており、不通前の18きっぷと新幹線の乗換駅でもありました(それぞれの駅は別の駅の扱いのため、連絡駅ではありません)。地上から改札階へは4.5階分くらいの高さがあります。1階分程度上るごとにエレベータの扉みたいなものはありますが、停車はしないようです。

奥津軽いまべつ駅 新幹線改札への通路奥津軽いまべつ駅 新幹線改札

奥津軽いまべつ駅は海峡線や保守・除雪基地を跨ぐので、とにかく改札までが長いです。先程の4.5階程度を上ったあと、さらに長い通路を進んだ先に改札があります。そして、奥津軽いまべつ駅に停車する新幹線は平日7往復、うち東京発着は5往復しかありません(隣の木古内駅はもう少し本数が多いです)。津軽線との接続は考慮されていなかったため、18きっぷで津軽線と乗り換える人は本数が少ない路線同士で結構大変だったようです。

ちなみに奥津軽いまべつ駅のみどりの窓口は今年の8月末で営業終了しています。

奥津軽いまべつ駅 函館方面奥津軽いまべつ駅 青森方面

跨線橋から。土地を豪快に使った駅ですね。北海道新幹線の三線軌条区間にある唯一の駅であり、新幹線や貨物列車の退避設備や保守・除雪基地が併設されているため非常に独特な線路の配線になっています(北海道側の木古内駅は三線軌条区間が終わったあとに駅があります)。

道の駅いまべつ津軽二股駅

奥津軽いまべつ駅には道の駅が併設されており、パークアンドライド用の駐車場の脇を歩いていくと道の駅があります。その道の駅の裏手にはひっそりと津軽線の津軽二股駅があります。

津軽二股駅 青森方面津軽二股駅 三厩方面

津軽二股駅は新中小国信号場よりも西にある駅のため、不通となって以降は一切列車は走っておらず、線路は錆びて草が伸び放題となっています。

津軽二股駅 駅名標

駅名標はなんだか綺麗ですね。不通区間ではありますが、待合室の時刻表は2024年のダイヤ改正時、運賃表は今年の運賃改定時に一応更新されているようです。

中小国駅

奥津軽いまべつ駅13:12発のわんタクで少し引き返して中小国駅へ。少しといってもここの駅間は結構長いです。

中小国駅 (1)中小国駅 (2)

中小国駅は蟹田駅の隣駅で、新中小国信号場よりも手前(青森方)にある駅です。旅客列車は蟹田以遠が不通となっていますが、線路設備としては新中小国信号場までは現在も稼働しており、海峡線(青函トンネル)に直通する列車は平常通り運行されています。ということで、旅客列車は来ないけど貨物列車は現在も走る駅となっています。来年の4月からは駅だけが廃止となります。

中小国駅 駅名標中小国駅 待合室

こちらも駅名標は綺麗です。待合室の建屋は大きめですね。

中小国駅 待合室内中小国駅 待合室 駅ノート跡

待合室内はシンプルな掲示。津軽二股駅同様に時刻表と運賃表は更新されています。駅ノートがあったようですが撤去されていました。

中小国駅 三厩方面中小国駅 貨物列車通過

次のバスまでに貨物列車が青函トンネル方面に1本通過するっぽいので、待機して見届けました。が、時刻表に見当たらない2本目がやってきたので、どこかで遅れていた列車が到着したのかもしれません。

奥津軽いまべつ駅で1本、わんタク乗車中も1本貨物列車を見ているので、こうして見ていると青函トンネルの真価は貨物輸送であることを実感します。新幹線はインパクトとしては強いですが、乗車率的に利用実態としては貨物のほうが強そうですね。

三厩駅

14:17発の代行バスで三厩へ。14:12発のわんタクがありますが、途中の停車時間と代行バスの停留所に追加で経由する停留所がある関係で三厩駅に10分早く着きます。この10分間で駅を散策しようという魂胆。

代行輸送証明書

代行バスは車内での運賃収受は行われないようで、乗車券類を持っていない人は代行輸送証明書を受け取って有人駅で精算するとのことです。あくまで鉄道の代行輸送なので、運賃は通常のJRの運賃と同額(わんタクの運賃体系とは異なる)です。

ちなみにえきねっとではこの区間を含む乗車券はなぜか購入できない(おそらく窓口だと買える)ので、距離逓減の効かない運賃を払うことに(330円→530円)。。。

三厩駅三厩駅構内

三厩駅。初見では読めない駅名。津軽半島側の最北端の駅です。本州最北端は下北半島側の大湊線にあります。

三厩駅 車止め方面三厩駅 青森方面

かつては有人駅だったことを彷彿とさせるきっぷ売り場の窓口があります。

三厩駅 駅名標三厩駅 駅舎内

こちらも草が生い茂って荒れ果てています。車止めはもはやどこにあるのか不明。

青函トンネル記念館

青函トンネル記念館

代行バスで追い越したわんタクで青函トンネル記念館へ。道の駅併設型の施設ですが、ギリギリ国道339号線の冬季閉鎖区間内にあるため、毎年11月中旬から4月下旬頃までは道の駅もろとも閉鎖します。

竜飛斜坑線ケーブルカー

15:40発のケーブルカーに滑り込めたので、到着後即海底へ。線路の継ぎ目で非常に揺れます。

青函トンネル体験坑道 (1)青函トンネル体験坑道 (2)

海底へ。体験坑道では作業坑の一部を歩くことができます。かつては竜飛海底駅としてツアー客が本坑と出入りできた時期もあったようですが、北海道新幹線の開通後は駅は廃止され、保守用施設兼非常用脱出設備の竜飛定点として残されています。

坑道内には青函トンネルの建設で使われたものなどが展示されています(上の記念館の展示ホールにも似たような展示があります)。

青函トンネル体験坑道 (3)

個人的には思ったよりトンネル断面が大きい印象です。先進導坑と作業坑は20cmのコンクリートを吹き付けているようなので、かなりの大きさの直径で掘っていることがわかります。ちなみに本坑は70cm吹き付けているとのこと。

青函トンネル体験坑道 (4)

この通路は連絡横坑の入口となっていて、扉の先をしばらく進むと本坑にたどり着くようです。今は保守以外では誰も入れません。

青函トンネル記念館 展示ホール

地上に戻り記念館を見学。規模としては小さいですが、ぎっしりと様々な情報が詰まっています。青森・函館間の列車は、函館の指令所で集中管理しているようです。

ホテルへ

ホテル龍飛

本日のお宿、ホテル龍飛。というか龍飛崎周辺ではここ以外に泊まれるところがありません。1泊2万円~。

夕食

ホテルではありますが、夕食は完全に旅館の献立です。これでも一番安いプランの食事です。

といった非常に内容の濃い2日目でした。2日連続でネカフェ泊だったからか、20時すぎには眠りに落ちていました。3日目は周辺散策からスタートします。

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